9月1日―――――今日から2学期が始まり、純清での新しい仕事と生活。





7時45分から教師達の朝礼が始まるからいつもより早く家を出た。





学校に着き職員室に向かうと殆どの先生が来ていた。





「おはよう、大河。」


「おはよう。」


「お前の席はここ。」





俺に気付いた慎也に隣のデスクを指され、椅子を引き腰を降ろす。




「担任と副担は隣に座るって決まってんの。」


「へぇ〜。」





渡された予定表に目を通しながら慎也と会話をしてると、姫達が職員室に来た。





慎也から聞いた通り、朝も飲み物を運んでくる。





「お飲み物はどれになさいますか?」


「俺は、コーヒー。」


「俺は、緑茶。」





俺達の席に来たのは梨珠。





家とはえらい違って容姿淡麗な優等生のよう。





「どうしたんですか、小野寺先生?顔が悪いですよ?具合が悪いんですか?」