瑞希と真紀子は長年の友人で、バーであった事を真紀子に言ったらしい。





その時は指輪をしていたが、妻が誰なのか知らなかった。





今日も指輪をしてる。





違和感のあるこの指輪を外しても良かったが、なぜだか外す気にはなれない。





「大河の奥さんが瑞希を泣かせたんでしょ?」


「あいつが勝手に泣いたんじゃないのか。」


「ショック受けてたわよ?大河の奥さんって若いんでしょ?」


「ああ。」





18で現役女子高生だからな。





「悔しいけど、綺麗な人だって言ってたわ。」





俺も見惚れてしまうぐらい俺の妻は綺麗な奴。





ラブホに着き部屋を選んでキーを取り、中に入るとさっそく抱きついてくる真紀子。





「大河の匂い変わったわね。奥さんの趣味?」





返事はせず、ベッドに真紀子を押し倒しキスをする。





体中に愛撫をしながら服を剥がしていくが、昨日の事が頭をよぎってしまった。





感じてる真紀子は当然だが、声も吐息も刺激も全て梨珠とは違う。




一つ一つの仕草に梨珠を重ねてしまう。