特別室という所に俺はいる。





この特別室は姫専用の教室で普段は男子禁制らしい。




今日は特別に許して貰えたから俺と慎也と姫3人で話してる。





「梨珠酷くない?先生が可哀想。」


「梨珠ちゃんらしいねぇ〜。」


「出来るとは思わなかったのよね。まあ当たり前な事だし、出来て当然ね。」


「だから出来るって言っただろ!?美味しかったじゃん。」





なんの話しかと言うと晩飯で食べたうどんの話。





「美味しくて当然よ。不味く作るほうが難しいじゃない。」





まぁそうだけどさ…ちゃんと作れたんだから褒めてもよくない?





“へぇ〜出来たんだ…食べれるの?大丈夫なの?一応私病人だからね?”





これがうどん作った時の感想。





間違いなく失敗すると思ってたんだな…。





俺、やれば出来る子だからね?





「下らない話しはそれぐらいにして…コレ。決めるわよ。」





…下らない話。





マジでひでぇ奴。





優しさの欠片もねぇし!





「皆同じ事思ってたんだねぇ〜…。」


「ちょっと寂しくない?」

「そうね…。」