「最低ね…。」





はぁぁぁあ!?





最低はないだろ!?





「昨日の梨珠はマジで可愛いかったな〜。」


「もう1度言って?」


「昨日の梨珠は可愛いかった?」





そう言った瞬間、目を細め思いっきり睨まれた。





「いつもの私は可愛くないって言ってるの?」


「は?」


「昨日の私は可愛いかったって言ったわよね?昨日のって何?昨日もでしょ?」





“の”と“も”をワザと強調して言ってくる。





「間違えました…。昨日もすっげえ可愛いかったです…。」


「当然。」





当然って………。





はぁ――…昨日の夜見た梨珠は幻か?





甘えくる梨珠は可愛いかったのにな…





たまにはビール飲ませてみるか?





「一時Hは禁止ね?」





あれこれ考えてると梨珠はそう言い放った。





一時って……いつまで!?





「いつまで…?」


「いつまでかしら?」





ニッコリ笑って言う梨珠は俺を真っ青にさせる。





昨日の可愛いらしさはどこいったんだよ…





昨日言った事は…本音だろ?