窓を拭き終わった後も色々とコキ使わされました。





「私は毎日掃除も家事も完璧にしてるの。大河が1つも出来ないから私は文句も言わず毎日してるの。見て?手が荒れてるでしょ?これは私が頑張ってる証拠よ。なのにこれ以上私に動けって言うの?私の手を見てなんとも思わないの?毎日頑張ってるのに?」





“手伝って”の一言を言ったら十以上帰ってきた。




俺が1つも出来ないところを強調してました。





それよりも、見せられた梨珠の手は全く荒れていないし傷一つ付いてない。





スベスベじゃないか。





「あんまり荒れてないと思うんだけど?」


「全く荒れてないわよ?毎日ハンドクリーム塗ってるもの。」





しれっと嘘付くな。





「掃除機だけでもかけてくれね?」


「大河、何歳よ。24にもなって掃除機もかけられないの?人間失格ね。」





掃除機ぐらいかけれるけど、人間失格は言い過ぎだ。