「……ねぇ優!誰の事が好きなの?」








好奇心旺盛な愛は、昼飯を食べてる最中も、
食べ終わった今も優輔にしつこくしていた。







そんな愛に優輔は『お前に言っても意味ないし。』とか、
『愛は知らないほうがいい。』とか言ってはぐらかしていた






そんな優輔がヒントをくれたのは、もう6時を回って、愛がトイレに行ってた頃だった。







「え?その女、彼氏居んの?」






「おう、多分報われない恋だな。」





ニコニコしながら話す優輔。





どうやら、優輔の好きな人には彼氏が居るらしい。







「その二人の邪魔しちゃえば?」








オレはそんな事しないけど、優輔ならしそうな気がしてた。






でも優輔は、「それは駄目だ」と言った。