…。


「うっさい黙れ、このチャラ男め。」

「ひど…。」

「ま、そーゆー事だから。後よろしく。」

「朱゛音゛ーッッ!!!」


正直、雅樹はウザイ。
でもなんかほっとけない。

なんで付き合ってんのって言われりゃ…さぁって感じ?
どこがいいの? さぁ…。

でもなんか好き。みたいな。



人を好きになるのに理由はいらない!!!



そう自分に言い聞かせないがら日々過ごしております。

でも雅樹の言うとおり、私って恋愛に関してはシャイなんだよね~。
ってか生々しくて…。


あ、竣いた。
っつかベランダでたそがれ中?

いたずらしたい…。
頭グシャグシャしよ。


って事でグシャグシャした。


「朱音…。」

「ははっ…。」


チクショウ…。コイツはセットしてないのか…。
髪サラッサラだし。


なんかムカつく…。


「で? 何?」


ベランダに胡坐をかいて座る。


「お前女のくせに胡坐かよ…。」

「んなんどーでもいんだよ。で、何?」

「…詩乃と気まずい。」

「はぁぁ!?」


アンタら付き合い始めて半月経った!?

経ったか経って無いかくらいでしょ!?
早く無い!?