『ゴール!!

全走者が走り終えましたぁ!!

ここでの総合1位、3組!!

1,2組、頑張ってください!!』


恥ずかしかった…。


「あ、電話。」

「恥ずかしかった…。」

「おぉ、朱音か。」

『あはは~♪ ダントツ1位じゃん!!
マジ笑える!! 腹痛ぇ~!!!』


丸聞こえ…。


「うっせ!! っつか詩乃下にやってくれたんお前だろ。」

『もっちろ~ん♪』

「サンキュ。見せつけ楽しかったし。」

『いえいえ♪ そのまま流れに乗せて…☆』

「変態。これから戻るわ。」

『あーい☆』


ぃや~、なんだか…顔が…。


「大丈夫か? タコ。」

「なっ!」


優しいと思ったら…タコ!?


「立て。朱音待たせてんぞ。」

「……。」


あ…れ?


「どうした?」

「…竣?」

「あ?」

「…なんでも…無いわ…。」