-数分後……


「おぉー。 あゆか…気合い入ってんなぁー…。」


そう言うのは竣。


あゆかはビキニ…。

朱音はビキニ+タンクトップ&短パン。

私は、ワンピース型の水着。

結衣は…ビキニ+短パン。

男子陣は、言うまでもなく。


「おほほっ♪ それほどでもー!
ささっ、南、泳ぎに行こーッ!!!」

「うん♪」


と、2人は走り去ってしまった…。


「詩乃ー。」

「何? 朱音。」

「あまりモン同士、一緒に行こー!」

「ええ!」

「えっ、俺らはッ!?」

「あ~。適当に遊んでなよ。」


相変わらずぶっきらぼうな朱音。


「え~っ、朱音ぇ!!」

「行って来まぁ~す☆」

「おー。」


竣は普通に送り出してくれる。


「良かったのかしら? 朱音…。」

「いーのいーの! あんな男どもに私らの水着姿なんて、ダメダメ!」

「朱音…。」

「大体から、あんな奴らに、私の水着姿なんて、見られたくないしー。」


…それもそうかもしれないわね…?


「ねぇ、詩乃。」

「何?」

「遊ぶよーッ!!!」

「ええ!!」


海に向かって走り出した私たち2人。



まさか、この後、危険な目にあうとも知らずに……―――。