私の家の前まで送ってくれた隆介が言った一言。


「お前は俺だけのペットなんだから…な。」



こんなに星がたくさん出てるのに…

また勇気が出なかった。



キス…

待ってたけど、あんたは私の頭ポンって叩いて、帰ってく。




言うから…


もうこれ以上この気持ち貯めておくと、大変なことになっちゃうから。




眠れない夜。


隆介と出会ってからの日記を読み返す。



確実に

着実に…



ゆっくりだけど


近づいてるよね。



美亜と隆介。



私は、渡せなかった誕生日プレゼントを鞄に入れる。


明日、どうか


星が綺麗な夜でありますように…



お父さん、頼んだよ。