「おぉ!くれんの?お前、反省してんのか?」


さっきまでふくれてた隆介、急にかわいい笑顔になる。


見てて飽きない奴。



「ご…ごめんね…」



言えた…


かわいい顔はできないけど、ごめんが言えて…良かった。




パク…



思わず条件反射で口を開けてしまった。




今…


また…





隆介の食べかけのプチトマト…



食べちゃった…





「よしよし、反省してるなら許す。」



隆介は、真っ赤になる私とその様子を見て興奮しているゆかりとたっくんを置いてけぼりにして、一人でふぐ鍋に火をつける。