ハムスターを撫でる隆介が好き。
私が話しかけると、まるで別人のような怖い顔で
「あぁ?」
なんて言う。
ハムスターになりたい。
あんな目で隆介に見つめられたい。
このハムスターを生んでくれたハムスターに感謝する。
このハムスターをくれた隆介の友達にも感謝する。
まさか、隆介からは ハムスターなんて想像できなかったけど…
こんなにかわいがるなんて、
やっぱり
優しい人なんだ。
…な~んて 良いように解釈してる。
気まぐれな隆介は、
気が向いた時に私を呼び出す。
だけど、私が電話をしても
ほとんど 出ない。
もしくは
『今、忙しいから…』
って切られる。