だけど、隆介は普通の男じゃない。


そのまま、私をソファの隣に座らせて・・・

また手を握った。



でも、エッチな繋ぎ方。


時々、指で私の手のひらを刺激する。


感じちゃう自分が恥ずかしくて、何でもない話を必死で話してた。



隆介、大好き。


一緒にいると

こんなにもドキドキして、

楽しくて…


生きてるんだって感じるんだ。



また・・・キスはできなかった。


好きだとも言ってくれなかった。



だけど、また家の前で隆介が頭、撫で撫でしてくれて・・・


「お父さん、美亜さんのお尻触ってごめんなさい。」


って夜空の星に謝ってくれた。


その姿が面白くて、笑いながら手を振った。



あんた、最高。


どこまで私の心、奪うの?


じらし過ぎだよ・・・



言っちゃうよ・・・


『好き』って。



夜空を見上げると、たくさんの星がキラキラと輝いていて、それを見ていると涙が溢れた。


冬を感じさせる肌寒い風が、胸をキュンとさせた。