え??
え??
「きゃぁ!そんなの言えないよ・・・隆介のエッチ!」
隆介が真剣に言ってるのがまた愛しかったんだ。
だってさ、お尻だよ?
隆介がお尻触るんだよ?
付き合ってるわけでもないのに・・・
まだキスすらしてないのに・・・
「俺に触らせられない場所なんてあんのか?」
隆介はニヤっと笑う。
「隆介、エロいよぉ!今日の隆介エッチ!」
入れてくれたコーヒーが冷めないうちに、私はコーヒーカップに口を付ける。
隆介は少しスネたような顔して、ソファに移動した。
また…思い出しちゃった。
昨日のこと。
昨日、あそこから隆介が「こっち来いよ」って言ったんだっけ。
隆介って女性不信だって言うけど、女心掴むのは天才的だよね・・・
しかも自然にそれができちゃうんだもん…
私はコーヒーを飲み干して、ふ~っと息を吐いた。
「美~亜、こっちでイイコトしよぉぜ!」
隆介はソファから、私に手招きした。
そりゃ・・・好きだから、
キスしたいし、エッチもしたいけど…
でも、心の準備ができてない。
だって、まだ好きだって言ってないんだよ。
私は、聞こえないフリをしながらテーブルの隅に置いてある隆介のピアスに手を伸ばした。
「かわいいね、コレ!」
ピアスを持つ手が震えてた。
ドキドキドキドキ・・・
どうしよう。