悠亜さんから、隆介のお母さんの居場所がわかったとの連絡を受けた。



体がおかしくなるくらいの感動。


泣いているのに、嬉しくて笑っちゃって、どうしていいかわかんなかった。





隆介は運命なんて信じてないように見えて、実は信じてるような気がする。



最初から、お父さんの仕業だったんだよ、きっと。




ちょっとだけお父さんに似ている隆介を、お父さんが私に出会わせた。


隆介の傷付いた心と、私の傷付いた心が溶け合って、甘い甘いハーモニーを奏でる。





こうして背中にくっついていると、お父さんの温もりを思い出す。


やっぱり、これは運命なんだよね?




絶対、結婚したい。



『こいつと結婚すっから』って言葉を、いつか実現してね、隆介。