私は、窓の外のキラキラ星に勇気をもらった。



鞄の中からプレゼントを取り出した。


随分前に買ったせいで、包装紙が少しだけ汚くなっていた。


なぜか自分の分までラッピングしてもらっていた時計。



良かった…



ピンクのリボンと緑のリボン…




木目のテーブルは、不規則な模様をしていて、ずっと見ていても飽きなかった。


そのテーブルの上に置いた突然のプレゼントに隆介とお母さんは目を丸くした。



「良かったら…2人で使ってください…」



隆介が私の髪をぐちゃっとした。


でも、目はとても優しくて、またキュンとした。




「うわ!時計じゃん!俺、欲しかったんだ!!」


「かわいらしい!!こんなかわいい時計、もらっていいのかしら?」



2人が同時にしゃべり出したので、どっちのも言葉もすぐに聞き取ることができなかった。


早速腕に付けてくれたお母さん。

細い腕に真っ白な時計がよく似合っていた。