デザートは、アップルパイ。



くり抜かれたりんごの中にクリームが入っていて、何層にもなったパイが上に乗っていた。


そのパイにアイスクリームが溶けて、絶妙なコラボレーション。




大きな口を開けて、一口で食べようとする隆介。


大きな口を開けても、到底一口では入らないくらいのボリュームだ。




この店の雰囲気も、味も、流れる音楽も…


全部、好きだなぁ。





ずっと忘れない。

また、この4人でここに来ることを約束した。




会計に向かうたっくんと隆介の後姿を見ているときに鞄の中で震えた携帯…






『悠亜さん』の名前を確認した私の胸は、とても激しく高鳴り始めた。