「美亜ちゃん!!」


ツリーに見とれている私の腕を掴んだのは聖子さん。




冷たい手が私の手に触れた。


私は、ミルクティーのおかげで手がポカポカだった。




「弘人・・・会えるって。クリスマス、会いに来てくれるって…!」



息を切らしながら、聖子さんは笑顔でそう言った。



「やったぁ!!良かったぁ!会えるんですね、弘人に!」



私の体を抱きしめた聖子さんの口から


聞こえた小さな声。




「好きって…  言われた。」