ベンチに腰掛けた。


寒さで震える私の肩を抱く隆介。


隆介の肩に頭を乗せてみる。




「重いよ…」


なんて冗談を言う隆介。




りゅーたんの死は、


あまりにも突然で…


きっと一人では乗り越えることができない。





たくさんの後悔があるから。







どうしてもっとりゅーたんのこと見てあげられなかったのか。


どうして、りゅーたんの毛が抜けていることに気付いていたのに病院へ連れて行かなかったのか…



もっと


愛してあげられたんじゃないか…っていう気持ちが消えない。





ごめんなさい。



ごめんなさい。





お母さんから離れて、りゅーたんのお母さん代わりは私だったのに…



話せないハムスターのSOSを


ちゃんと受け取れなかった私…




ごめんね。




でもね、私は本当にりゅーたんに出会えて良かった。


やんちゃで


毎晩うるさくて


ひまわりのタネをすぐに隠すりゅーたんが…




大好きだよ。




これからもずっと…