朝になると、お母さんが裏の庭から咲いたばかりのバラの花を切ってきてくれた。


その、美しいバラをりゅーたんの周りにたくさん置いた。


滅多にりゅーたんに触らなかった弟までもが、目を潤ませて花を入れた。



私は手紙を書いた。



『りゅーたんへ

私のところに来てくれてありがとう。

私はりゅーたんと会えて幸せでした。

一生忘れないからね。

天国には私のお父さんがいるから、かわいがってもらってね 

美亜より 』