動物も


人間と同じなんだ。




離れてても


ちゃんと覚えてる。




お母さんは、りゅーたんの周りをくるくると回りだした。



『どうしたの?どうしたの?私のかわいい息子…』


そんな声が聞こえてきそうだった。



その様子を見て、私も鈴子もお母さんも涙が止まらなくなった。




ハムスターはとても小さくて

寿命も短くて

脳も人間よりずっと小さいけれど…



母が子供を想う気持ちは


人間と何も変わらない。




止まることなく、りゅーたんの周りを走る姿が

とても切なくて…


りゅーたんをこんな姿にしてしまった育ての親として

お母さんハムスターに謝らなくちゃ…と思った。



「ごめん…ごめんね…」