毎日 隆介のことばかり考えていた。 毎晩、私の帰りを待つかわいい小さな存在を 忘れていた。 この子にとっては、 私しかいないんだ。 私が隆介を愛しているように りゅーたんは私だけを愛してくれてたはずなんだ。 部屋に入ると 小屋の中を走り回って喜んだ。 手を入れると ご飯をちょうだいって目で私を見つめた。 毎日 ちゃんと目を見て話していれば 気付いてあげられたかもしれない。