どうか 何か手がかりがみつかりますように… 何か少しでもいいから 隆介のお母さんに関することが わかりますように… そればかり願っていた。 その夜は、ハムスターのりゅーたんがいつも以上に激しく走り回っていた。 またおでこの毛が抜けていた。 冬になるとハムスターも毛が抜けるのか… 私はガサガサとうるさい音を聞きながら、いつの間にか眠っていた。