ソファに押し倒された。
また負けた。
隆介には勝てないよ…
「隆介のこと…世界で一番誰よりも好き。こんな気持ち隆介にしか感じないよ。」
隆介は鼻先をくっつけて、満足そうに微笑んだ。
「じゃあ、俺以外の男とメールしたり電話したりすんなよ…」
低い声でそう言った隆介は、私の手のアイスを奪う。
「誰ともしてないよ・・・信じてよ。」
私の声が届いてないかのように、無表情なまま睨む。
そして、舌にたっぷりのアイスを乗せて…
私にキスをした。
「甘い・・・ね。 美味しいね…」
私は、アイスを食べるたびに隆介とのキスを思い出すね、きっと。
「お前が浮気する夢見たって言っただろ?あれな、お前が他の男とメールしてたんだ…」
私は、隆介の首の後ろに手を回した。
だってさ…
メールしてる夢見ただけで、浮気って…
めちゃくちゃかわいいよ。
「隆介って、結構やきもち焼くんだぁ…」
私は唇のアイスを舐めた。
隆介が私の言葉を言わせないようにキスをした。