「おい…なんで昨日来なかったんだよ…」
今日の隆介は機嫌が悪い。
昨日は、バイトの後聖子さんと食事をして、遅くなったので会えなかった。
「ごめんね…」
隆介がそんなことで機嫌が悪くなるなんて、知らなかった。
嬉しい発見。
「昨日は…どうしても会いたかったのに…」
隆介はスネたような目で私を見つめた。
私は、隆介の隣に座り隆介の頭を撫でる。
「どうしたの??何かあった?」
「昨日の朝…お前が浮気する夢…見た。」
えぇ?
ありえない。
でも嬉しい!
隆介の夢の中に私が登場できたこと…
「ちょっと…浮気なんてするわけないじゃん!ばか!!」
隆介の膝を叩く私の手を、強引に掴む隆介。
「なぁ…じゃあ、冷凍庫からアイス取ってきて…」
アイス?
想像がつく。
今度はアイスプレイ??
嫌がる素振りをしながらも、だんだん隆介ワールドにハマってる。