コーヒーを飲む前に

私と隆介はベッドへ転がり込んだ。



ひとつになるって

こういうこと。



体だけじゃ得られない。


この安心感と一体感。






隆介と私が溶け合うような…


溶けてひとつになっちゃうような

そんな感覚。




「美亜…お前、また俺に惚れただろ…」


私の鎖骨に触れる。


鎖骨が敏感なことを知ってる隆介は、その場所にキスをした。



「なぁ…美亜。正直に言ってみろよ~」


またS口調で私の胸をときめかせる。



「うん…どうしよう。怖いよ… 好きになりすぎてるよ。」


心臓の音が聞こえてしまいそうにドキドキしてる。


初めての夜と同じくらい

いつもいつも緊張して

いつもドキドキしてる。


「いいよ…もっと惚れて… 俺のことしか考えられなくさせてやるよ。」


隆介は私の髪を指に巻きつけて、ニヤリと笑う。



もう


隆介のことしか考えられないよ。



もう



ずっと



前から…