とても甘いチョコのような時間を
過ごした私達。
だけど、また事件が起こった。
翌日、隆介の部屋で隆介を待っている時だった。
インターホンのカメラに映ったのは、私の最大のライバル鈴子だった。
どうして?
どうして家に来るの?
前は、居留守を使ったけど、もう逃げない。
鈴子から逃げない…!!
「はい…」
私の声を聞いて、鈴子はすぐに謝ってその場を離れようとした。
私は玄関へ走って行き、ドアを開けた。
「待って!!」
鈴子は、目を大きく開いて私を見た。
一瞬、時間が止まったかのように
2人で見つめあった。
その時、思ったんだ。
やっぱり、鈴子は隆介が好きなんだ…って。
だって、同じ目をしてた。
不安な目、
誰にも渡したくない目。
私の存在に怯えてる目。