バイクがある。


部屋には隆介がいる。




…ピンポーン…




あれ?


返事がない。



私は合鍵で鍵を開けて、そ~っ玄関のドアを引く。




部屋はたばこの匂いがした。

きっとさっき吸ったばかりの新しい香り。



音を立てないように隆介の寝室を覗くと…


ふとんに包まれた隆介が顔だけ出して、眠ってた。


子供みたいに口を少し開けて…




やばい。


かわいすぎ。


隆介大好き!



私はそっとふとんの中へ潜り込んだ。

起こさないようにゆっくりと体を横にして、隆介の背中にくっついた。




あったかぁい…


羽毛布団は、ポカポカと温かくて、気持ちいい。