信じられる?
あのいじわるなSな隆介が私の彼氏なんだよ。
しかも、時々すごく優しくて
甘えてくれたりして・・・
これが『ツンデレ』ってやつ?
隆介は会うたびに、『今日はどんな隆介だろう?』って思わせてくれる。
隆介の一番近い存在でいたくて、
気持ちを隠していた時間は、
決して無駄ではなかった。
時間はかかったけど、
その時間が隆介の心の傷を少しずつ消してくれたんだ。
あせって隆介に答えを求めていたら、きっと隆介は私から離れたんじゃないかって思う。
私は、そばを茹でるお湯のように…
吹き零れそうになると水を足して、溢れる気持ちを抑えていた。
叫びたいくらいの『好き』を我慢して
ただ、隆介のそばにいたんだ。