・・・ピアス。


しかも、もしかして・・・隆介と同じ??



「俺と一緒。お前が前に欲しいって言ってたから・・・」


目をそらして話す隆介に抱きついて、何度もありがとうって言った。

隆介は、はいはいって私の頭を叩いたり、背中を撫でたりしてくれた。



カーテンの隙間から見えた夜空には、ガラス越しでもはっきりと見える星達の姿があった。




「泣きつかれただろ・・・今日は、俺も腹いっぱいだから送るよ。」


がっかりしたような嬉しいような不思議な気持ちだった。


エッチの予感してたけど、今日はプレゼントもらえたことが嬉しくてたまらないから…


今日、エッチしちゃうともったいないかなって思ってたんだ。



「美亜・・・本当はお前を全部食べたいけど、これからゆっくり味わうことにするよ。覚悟しとけよ・・・ふふふふ。」



そう言うと、隆介はベッドに私を押し倒した。


そして、優しくキスをして


ぎゅっと…



抱きしめてくれた。




「俺って我慢強いと思わない?惚れ直した?」


「うん・・・ありがと。大好きだよ。」



抱き合ったまま、何度もキスをした。






その夜は、ピアスをつけて何度も鏡で自分の姿を見た。


嬉しくて嬉しくて

なかなか眠ることが出来なかった。




いつか来る隆介とのエッチも

もう心の底から準備できたんだ。