部屋に入ると、私の緊張は最高潮。


心臓の音が体中に響いて、隆介に聞こえないように話し続けた。


カラカラカラカラ……


みーたんが走り回る音がして、少し緊張が解れた。



私はみーたんの籠に近寄り、ひまわりの種を一粒みーたんに渡す。


だって……どうしていいかわかんない。


きっと隆介は…

エッチする気…だよね?



私、どこに立っていいのかさえわからなくて…


みーたんに話し掛ける。


「みーたん、おいしい?」


後ろから隆介が返事をする。


「まだ食べてないからわかんねぇ……」


隆介が後ろから私をそっと抱きしめた。



固まる私の体を隆介が優しく包む。


「俺、お前からいっぱい愛もらってるから…今度は俺の愛、お前にやるよ。」



隆介は後ろから私を抱きしめたまま、寝室へ少しずつ移動した。



「美亜……お誕生日おめでとう。」



隆介…


知ってたんだ……


知ってて今日誘ってくれたんだ。


嬉しさで抵抗力のなくなった私の体を隆介がゆっくりとベッドへ運ぶ。



「俺からのプレゼント…」



隆介の唇が私の唇をふさいだ。