「どう?心臓、落ち着いただろ?」


唇と唇が触れそうな距離で、隆介が言う。



その言い方がすごくエッチで…

私はまた 自分の鼓動の速さをどうすることも出来ずにいた。



「美亜… お前の唇…柔らかいな。食べていい?」



私が答える前に、隆介は私の下唇を口の中に含んだ。


そして、私の唇をもてあそぶ。



エロいよ…


隆介…



「おいち… ごちそうさま。」



おいち…って言った。


これが巷で良く聞く、赤ちゃん言葉?

普段は偉そうな男が彼女の前で赤ちゃん言葉使うのってちょっと憧れてた。



もしかして…


隆介、甘えてる?




「美亜… 美亜を食べたい。俺…美亜が…」


抱き合いながら少しずつベッドの方に移動する隆介。


「え…だめだよぉ、隆介…」


私はキッチンの方へ向かおうと抵抗する。


「美亜ぁ、俺のお願い聞いて…」


やばい…


ちょっと寂しそうな表情で…


唇を少し尖らせる。





こんな隆介見たことない。



やばい…


超かわいい!!


「俺の唇、食べて…」



食べたことないから、どうしていいのかわかんない。


下唇を突き出す隆介の顔がかわいくて、なぜか頑張ってる私がいた。

隆介の唇はちょっと荒れてて、最初は硬かった。

口の中に含んで、吸ってみると…だんだん柔らかくなる。




不思議…




いきなり、押し倒したりしない所も


やっぱり隆介らしくて好きだな…




少しずつキッチンに移動する隆介は…

かわいい顔で私を見つめる。




チュパ…




「美亜たん、エロぉ~!」


「隆介もエロいよぉ…」



隆介は、きっと必死で欲望を抑えてくれた。



その証拠に、荒くなる呼吸を何度も自分で元に戻そうとしてた。


大事にしてくれようという気持ちが伝わってきて、嬉しい。