昨日は、星に向かって隆介が頭を下げてる姿にポイント100倍UPしたんだ。
そのまま、じゃあなって隆介は帰った。
気持ちが通じたからって特に2人に変化はなく、アイツはクール。
私のおやすみメールにも、
『早くねろ!』
なんて返すんだ。
でもね、何となくわかる。
照れ隠しなんだよね、隆介。
傷ついた分だけ、隆介はたくさんの鎧を身に着けてるんだ。
その重く硬い鎧を少しずつ私が、脱がせてあげよう。
私は、隆介に恋をして今までの傷、全部完治しちゃったから…
「ねぇ、エッチなキスした?」
口に含んだお茶を吹き出すかと思った。
ゆかりは興味津々で食べる手を止めて身を乗り出す。
「してないよ~、隆介絶対しなさそう!」
私は、いつか来るエッチなキスをなるべく想像しないようにしてた。
だって…
ドキドキしてアイツの顔見れなくなるから。
あんなクールな隆介が…
エッチなことするのかなぁ。
「するに決まってんじゃん!絶対隆介君、エロいって!!美亜、これからドキドキだねぇ。」
ゆかりのせいで、注文しようと思ってたデザートを止めた。
心臓がドキドキと物凄い音を立てて、食欲がなくなった。
やばいって…
次、どんな顔して会えばいいの?
でも…キスしたい。
隆介とずっとくっついていたい。
甘えたい。
甘えられたい。
片思い期間が長かった分、やりたいこともたくさんあるんだぁ…
隆介が聞いたらきっと、呆れるくらいに…
隆介と行きたい場所も
隆介と食べたいものも
隆介に会わせたい人も
たくさん
たくさん…
それに、隆介に伝えたいこともいっぱいあるんだよ…