Side未来



はぁ。ホントにため息ばっか。


零君元気かなぁ?





『未来チャン♪あのさ、零の事なんだけど、聞いてくれる?』




いきなりの純君の言葉にびっくり。
零君の過去の話らしい。




『純の家さ、族の頭の家なんだよね。簡単に言うとね〜ヤクザのボスの家…』


ヤクザのボス?って言ったらすんごく強くて怖い人?だよね。


「って事は、お父さんがボスなのっ?」




『うん。だからね、零はケンカ結構やっててさ、狙われたりしてるんだよね。』






そうだったんだ。




『この前零が殴った人は零のライバルなんだ。だから零は手を出したんだよ。』




「え。」




『だから未来チャンは悪くないんだよ?』


うん。そうかもしれない。でも、心のモヤモヤは、消えないの。




「でも、謝りたい。」





『……そっか、じゃあ、今日行く?零ん家…』




「うん!行く!!」






これで心のモヤモヤは、消えるよね……