Side未来


誰か。助けて下さい。

この沈黙から、逃れたいんです




〜数十分前〜



『達也くーんあれかわいーっ』




『うえ?…ちょっ!オイっ』




と二人は早速行ってしまいました。




それから水族館の魚を見つつ、沈黙が広がっている。




零君なんか喋ってよぉーっ。


あたし、何言っていーか、分かんないもん。
『あのさ。』




「ひぃぃっ!?」



あ……あまりにもいきなり声出すから叫んじゃった。



『はっ?ウケるんだけどっ。』


クスッ。




あ、零君笑った!



「初めて、笑った。」



零君の笑顔。眩しいですっ…




『はっ。ちげえし!』




「くすっ…」




『笑ってんのはお前…っ。みっ……未来じゃん。』





えっっ〃あ、あたしの事。
今呼びすてで読んだ??





「…ありがと。」




『うっせっ!』





赤くなる顔。チョーかわいいですよ。



あたしなんか最近。おかしいかもっ…