それからアイミと話していても

どこか頭に言葉が入ってこなくて

イライラした気分が募った。



見下す？


あたしが？



意味分からない。




「それでね、秀二先輩ってね…」




目の前でニコニコ話をするアイミ。


こっちの気持ちなんか、お構いなしに笑ってる。



私は思わず、マグカップを勢いよくテーブルに置いた。



想像以上に無機質な、すごい音がした。


ほとんど空だったからこぼれることはなかったけど、
冷めたコーヒーが大きく波を打っていた。