”よかった”だと?




まるで俺を対象外にしてる秀二に
また苛立ちが募る。



「じゃあ、俺も飲み物買って来るわ。お前もコーヒーいるか?」



俺にそう問いかけ、俺は黙って首を縦に振った。



秀二がカウンターの方へ向かった。




胸が、痛い。




何かが突き刺さってるような、感覚がする。




意味がないと分かっていても




二人きりになんか、したくはないんだ。