「アイミちゃんに、お大事にって伝えてください。」



私は涙が出そうなのをこらえながら言った。



この人を好きになって
間違いはなかったと思う。



「あぁ。今いるから、かわるよ。」



最高の恋をした。



「もしもし?幸子ちゃん?」




まるで天使みたいな声を聞きながら、



あたしは何度も何度も




心の中で



ごめん、とつぶやいた。








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