先輩の香水も、服も、靴も


他の誰とも違う。




先輩は、毎日どんなことを考えてるのかな?



知りたくて


知りたくて



心が透けて見えたらいいのにって思う。





「おまえ、見すぎ。」





先輩が笑う。




少なくとも、この場所で先輩の笑顔は
あたしだけのもの。



それだけで、贅沢。