「そんなに感謝されると俺も嬉しいよ。俺、工藤秀二。よろしくな。」



そう言って差し出された手は、骨ばってて大きかった。



「あたし…釜石幸子です。」




まるで



夢を見てるみたいだった。




幸せ。



どうしよう!



幸せだー!





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