「なぁに?あっ、いちごポッキーあげる」



差し出されたポッキーを一本もらい、でも食べずに続けた。



「工藤さんと仲イイんだよね?こないだお世話になって、お礼が言いたいの。連絡先、分かる?」



アイミは一瞬、表情がくもった。



でもあんただって、彼女じゃないんでしょ?



「…聞いてみるね。」



力なく笑ったアイミは携帯を取り出して、電話をかけはじめた。




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