「せんぱーい!」 子供みたいに、笑顔で駆け寄ってきて いつも手にはリンゴジュースやらポッキーが握られていて 俺の横にちょこんと座って、俺の顔を見上げて笑う。 高校生の癖に、まるで幼稚園児みたいで でも、それなりに色気もある 不思議な女だった。 俺のそばには、今まで絶対にいなかったタイプだ。 スキとかキライとかじゃなく とにかくソイツに興味があった。