「…もう来ないかと思ってた。」



「あ？何でだよ？」



「だって、セーラー服…。」




そこまで言うと、先輩がアタシの目を優しく見つめて
笑った。




「お前、ヤキモチか？」




いつも、いつもいつも



アタシの心臓のスピードも心の中も
先輩に支配されてる。




悔しくって



わざと言った。




「違うもん。」




先輩は、笑いながら
アタシの頭を撫でて言った。