これからは、セーラー服とデートで忙しくなるのかな? もう、ここにいるヒマはなくなっちゃうのかな? もっと、話したいこといっぱいあったのに。 その時。あったかい空気と一緒に 大きな、あたたかい手が あたしの頭を包み込んだ。 「ここは俺の指定席なんだけど」 木漏れ日より、キラキラ。 先輩が、立っていた。