次の日、アイミはあたしより早く学校に来ていたらしいけど 机の上にカバンと携帯を放置したまま 姿が見えなかった。 心当たりを探し回る。 トイレ、保健室、購買…どこにもいない。 心当たりはたったひとつ。 中庭。 少し小走りで中庭に向かうと、 やっぱりアイミはそこにいた。 うずくまって下を向いたまま動かない。 私はそっと隣に座った。