その次の日。 一日中、あたしは上の空だった。 お昼休みも。 トモダチがくれたお菓子も。 大好きな漫画の新刊も。 どれも、あたしの心をキラキラにはしてくれない。 帰りのホームルームをさぼって 中庭のベンチに寝そべった。 先輩はいつも、こんな景色を見てたんだね。 そこから見えたのは キラキラに輝く、木漏れ日。