「いつも学校で会ってる場所にも来ねぇし、下駄箱もカラだし、休んでるんだろ?
俺はまだ、あいつの家とか知らなくて…確かめられないんだ。」



ちょっと休んだくらいで。


ちょっと連絡が取れないくらいで。


異常なんだよ。キモイんだよ。




「さぁ…。風邪じゃないですか?」




言葉とは裏腹に、アタシの心臓は早くなって
手には汗。



先輩は、そうかゴメンと言って
そのまま去っていった。



嫌な予感が、頭をかけめぐる。