「…おはようございます。」 挨拶なんてしながら、心臓が異常な速さで打ち始めた。 多分、彼はアイミから何もかも聞いたんだ。 アタシをシメる気なのかもしれない。 「アイミ、知らないか?」 それは意外な言葉だった。 どうゆうこと? 何も言えないでいる私におかまいなしで、秀二先輩は続けた。 よく見ると、顔が青ざめているし、私を掴んだ手の指が震えている。 「連絡がつかないんだよ。カフェで会った日の夜からずっと。」