それからしばらくアイミは学校を休んでいた。


せいせいするはずだったのに、


朝来るたびに、アイミの下駄箱をチェックしている自分がいた。



寂しいんじゃない。被害者面して逃げるアイツにムカついてるだけ。



だけど、認めないわけにはいかない事実もあった。



でも、気づくのが怖かった。



認めてしまったら、私はもう立ち上がれないような気がしたから。



それは…




「おい!」



突然、誰かに強い力で腕を引っ張られた。



振り向くとそこにいたのは



秀二先輩。