「大丈夫ですか?」


私は先生の背中を叩いてあげる。


「渡貫は優しいなぁ。」


いや、別に普通じゃないですか?



「先生もう平気?」


「大丈夫だよ。ありがとう。」


そう言って、叩いている私の手を先生は握ってきた。


「/////」


やばいっ。またドキドキしてきちゃったよぉ。



「あっ、すみませんっ!」


私は急いで先生の手から離れる。



「何で謝るの?僕がいけないのに。」


「何となく・・・。」



そんな会話を担任はずっと見ているだけだった。